美容室でのシャンプー、「痒いところないですか?」について
箕面駅前美容室ファインモーグル宮島です。
先日、美容室でのシャンプー中に頭を起こされるとき、首に力を入れるのか?みたいなブログ書きまして、
シャンプー中頭を持ちあげられたとき、首に力を入れる?入れない?
まぁ、簡単に言うと美容師側としては首に力は入れてもらわない方がいいんですよ~って話だったのです。
で、それ読んで昨日来て頂いたお客様に、「知らんかった~、これからはそうしますわ~」なんて言われて、そのついでっちゃなんですがシャンプーのとき「痒いところないですか~?」っていうのは美容師的にはどうなんですか?みたいなこと聞かれましたので今日はそんな話。
痒いところないですか?はちょっとしたサービスである
シャンプーの終盤、痒いところないですか?と聞いたところで、「ここら辺が・・」って人・・まずほとんどいません・・。聞く意味あるん??と言われればはっきり言って意味ないかもね。
ただ、おもてなしの文化といえば少し大げさかもしれませんが、そんなところかと思います。美容師側は精一杯落ち度なくお客さんの髪を洗って「やり切りました!」って気持ちはあるはずなんですよ。ただそれでもこれを聞くっていうのは一つのサービスの形だとおもってもらえればいいのではないでしょうかね。
例えば、お土産を渡すときに「つまらないものですが・・」みたいな言い方するときありますよね。渡す側はホンマにつまらないものって思っているわけではないんだけど、謙遜していうわけですよ。それと少し似ている部分があると思うんですよね。さっきも書いたように、やり切った!充分気持ちのいいシャンプーをしたはず!けどまぁサービス精神で聞いてみる、的な。一つの風習でもありますが、そんな想いが込められています。
コミュニケーションの一環
大阪ならでは??かもしれませんが、「痒いところないですか?」「背中」「・・・」的なベタなやり取りが稀にありますww ちなみに”背中”のところはもっと面白ければ・・ww
まぁ、一つのコミュニケーションってことですね。「痒いところないですか?」を聞くことによって、「頭皮は問題ないけど、ちょっと首が痛い」とか「実は最近頭をぶつけてコブが出来ている」などのカミングアウトもできるし、「シャンプー上手ですよね~」みたいなこと言って美容師と距離を縮めることだってできるわけです。もちろん先ほど言ったボケを楽しむことも・・ww
痒いところないですか?にはそういう要素もあるのではないでしょうかね。
面倒かもしれないけど許してねw
「痒いところないですか?」に対して、面倒だって感じている人も多いかと思いますが、もしそうなら一言「はい」済みますし、何なら寝てるふりして無視してても全然OKかと思います。広い心でお許しを~ww