学校の先生が生徒の「地毛」と「染め髪」の違いを見分ける方法
箕面美容室ファインモーグル宮島です。
なんとも残念なお話を読みまして・・。
「茶髪で生まれたら普通じゃないの?」 黒染めを強要された女子高生の想い
髪の毛が生まれつき茶色いにも関わらず、教員から黒染めをするよう強要され、精神的苦痛を受けて不登校になったとして、大阪府立高校の女子高生が府に対して起こした裁判が、議論を呼んでいる。
まぁ、お時間があったら読んで下さい。タイトルクリックすれば読めます。
「保護者やクラスメイトの前で、担任の先生から教室の前に呼び出され、髪色の注意を受けました。母は『私の父がアメリカ人なので娘は4分の1、つまりクォーターです。生まれつきの髪色です』と説明しました」
「すると担任の先生に、『どこの血が入っていようが、なに人であろうが関係ない。これは市の決まり。普通は黒髪で生まれてくる。髪を染めてもらわなければ学校に来ては困る』と言われたんです」
で、これ読んで一番残念だったのが、「普通は黒髪で生まれてくる」ってくだりです。実際の言い方とかニュアンスが分からないので何とも言えませんが、
「日本人だって黒髪以外の人結構いますけど」
と教えてあげたくなります。
学校の先生の批判したいわけではありませんが、校則でカラーリングがダメとかパーマがダメっていうんだったら、髪に対する知識をちょっとくらい勉強すればいいのにって思います。わたしのお客さんでも学校の先生がいらっしゃいますが、髪に関することの知識不足はいつも感じますよ。「へぇ~そんなことも知らんねや~」って。
髪を染めているのかそうでないかはパッと見ではなかなか区別が付きにくいかと思いますが、どういうところで区別がつくのかくらいは知識として覚えていて役立ててほしいと思います。
染めているかそうでないかの見分け方
簡単です。根元と毛先の色が違っていればカラーです、プリン状態ってヤツですね。まぁ、パッと見て誰でも分かるくらいの色の違いなら特に問題なく注意することも出来るでしょうが、問題なのは微妙なヤツ・・。ただ微妙な違いでも学校の先生が生徒の頭髪ちゃんと見るんならしっかり丁寧に根元みたほうがいいと思いますよ。何人かでしっかりチェックみたいな感じで。
で、カラーして日にちが経っているならアレですけど、髪を染めてまだ間もない数日間は根元も綺麗に染まっているのでその区別もつきませんし判断できません。染めていると思うけど・・って場合、例えば一週間後にもう一度チェックする。みたいな決まりを設けてやっていけば特に問題ないのかなって思います。
染めているって勝手な思い込みはその人や周りの人を傷つけてしまう可能性があるので、ちゃんと冷静に確認すればいいだけではないでしょうかね。間違っても「普通は黒髪で生まれてくる」みたいなのは最低最悪だと思うわけです。
元々髪が茶髪の人にも悩みがある
ただそうなると、元々茶髪の子はそれを認めないと仕方がないと思いますが他の生徒の目もあるわけです。「あいつだけ羨ましい」みたいな・・。体質だから仕方がありませんが、元々茶髪の人だって苦労はあるわけです、妬みだってひとつの苦労だしね。
元々紫外線に弱い
元々茶髪の人は紫外線アレルギーの人が多いと言われていますので、紫外線を浴びることで体に異変が起きるって人もいるのでは?と思います。
そこまでひどいって人でなくても紫外線による頭皮や髪のダメージは普通に黒髪の人より多く、髪は痛みやすく、頭皮トラブルによる抜け毛などの悩みも言われています。
ねっ、茶髪だからメリットだらけってわけではないっしょ。
そんなわけで、生徒が羨ましがる、に関しては「髪が元々茶色だってその人には苦労がある」ってことを知ってもらう努力をすればいいのでは?と思います。