自分でカラーリングしたら根元だけ明るくなった。原因と対処法
皆さんが自分で毛染めする場合、職業柄色んな失敗談を聞きますが、本日ご来店のお客様にこんな写真提供頂きました。
写真見るとお分かりかと思いますが、自然な栗毛に対して、根元だけがやけにに明るい・・。
ちょっと気分転換にいつも使っている薬剤から変えてみたのが失敗だとおっしゃっていました。
ありがちパターン・・。
カラーリングするとき、ほとんどの場合そうですが、毛先より根元の方が明るいのは明らかに失敗・・。
根元暗くて毛先明るいって場合なら、客観的に見てもそこまでおかしく感じないのですが、これはちょっと頂けません。
今回の写真の場合の原因
カラーリングを定期的にしている場合、新しく生えてきて、まだ一度も毛染めの染料を塗っていない根元の部分以外(既染部・きせんぶ)は、
暗くはできても、明るくはなりません。
なので普段より明るめの染料を使って全頭塗ると根元明るく、毛先変わらずになります。
あと、カラーは「温度が高い」のと「塗布量が多い」と明るくなりやすいって特徴があります。
ちょっと明るめのカラー剤を根元にたっぷり、毛先にちょっとではやはりそうなりやすいし、根元は頭皮に近いので体温とほぼ同じの温度があるのに対し、毛先は外気の温度と同じなので、ここでも発色の差がでます。
この上記に書いた原因は自分でする場合はしっかり押さえるポイントですよ~。
この場合の対処法
根元を暗くするか、毛先を明るくするか。
どちらかしないといけませんが、先ほどもかいたように、既染部(カラーを一度以上塗布している部分)を明るくするのは、大げさかもしれませんが美容師でも、なかなか至難の業です。
方法がないわけではありませんが、思い通りの明るさに確実に出来るかといえばそうはいかない場合も多々ありますので、まず毛先を自分で明るくするのは避けたほうがいいと思います。
どうしてもって場合は美容室で相談を。
残る一つの方法は根元を毛先の色に合わせて暗くする方法です。
こっちの方が簡単ですので、明るさにこだわらなければこの方法で。
毛先より根元の方が暗いって場合は、そこまでおかしな感じにはなりませんので、思っているよりちょっと暗いぐらいの色をチョイスしても大丈夫です。
ただこれも美容室いったほうが正解のような気がしますけどね・・。
というわけで、自分で毛染めをする場合、根元明るくは絶対避けるよう意識してくださいね。