パーマに必要な道具は?パーマのとき頭に乗っかっているもの
箕面美容室ファインモーグル宮島です。
パーマを巻いている最中、お客様から「その紙はなんのために使ってるの?」と聞かれました。美容師以外ほとんどの人が使うことのないパーマの道具ですが、なんとなく知っておくのもいいかもしれませんね。
パーマのときに使う道具について
パーマをの道具をイメージするとき、まず頭に浮かぶのは「ロッド」ですね。様々な大きさのものがあり、大きいので巻くと緩いカールになり、小さいロッドで巻くと細かいカールになります。どの大きさのロッドを使うとどんなカールが付くのは美容師の経験がなせる業と言えます。
で次に冒頭にもあった「紙」ですが、そのままですが「ペーパー」と呼んでいます。髪をロッドに巻き付けるとき、ペーパーを使って毛先を抑え込んでから巻きつけます。そうしないと素早くロッドを巻き込むことができません。
ですので、ペーパーは素早くロッドに髪を巻き付ける道具ということになりますが、もう一つ重要な役割が「パーマ液(薬剤)を浸透させること」にあります。ペーパーがパーマ液を吸うので、そこと密着している髪の毛先にパーマ液が浸透しやすくなり、しっかりパーマがあたることになります。
次に必要な道具が「ラバ」と呼んでいる輪ゴムです、これも呼び方はそのままですね。髪をロッドに巻き付けた後、それを固定するために使います。そのためロッドの両端には凹凸があり、そこに簡単にラバがかけれるようになっています。
巻き終えたあと使う道具に「スティック」という道具があります。ロッドをラバで固定するのですが、そのときそのままにしていると髪の根元や表面にゴム(ラバ)の型がいってしまうことがあります。それを防ぐ役目をするのがスティック。地味な道具ですが、きれいなカールを作るには必要な道具と言えます。
使い方はこんな感じ
写真を見てもらえれば分かると思いますが、ロッドにかかっているラバがスティックを通すことによって浮き上がり、ラバの型を付けないような役割を果たしているのが分かります。あえて真ん中の一本だけスティックをつけないようにして撮影しましたが違いが分かりますよね。
というわけで、皆さんがパーマをお願いして待ち時間の間、頭には、
- ロッド
- ペーパー
- ラバ
- スティック
が乗っかっており、薬剤を付けるとき顔や首などに垂れてこないように顔周りにタオル(ターバンと呼ぶ)が巻かれている状態になっております。
あんまり必要のない知識かもしれませんけどね・・・www