箕面駅前美容室ファインモーグル宮島康記のブログ

美容師は繁忙期になかなかカットできまへん・・・と思う・・。

   

hairdresser-1098831_19201箕面駅前美容室ファインモーグル宮島です。

繁忙期です。サロンワークが忙しくてブログの更新も怠り気味です・・。そしてなかなか自分の散髪もできません・・w

そんな話をしているとお客さんに、「実験台でいつもマメに切ってもらえるもんではないのですか?美容師さんって・・。」って言われましたので、それについて意見をいろいろまとめてみようと思います。

練習はウィッグを使ってすることが大半

美容師になろうと見習いとしてお店で働くと、まずシャンプーを教えられるのが大半です。シャンプーの練習をするには人が一人モデルとして必要で、余談ですがわたくしも過去数々のシャンプーレッスンの練習台として若いスタッフと付き合いました。首は痛いし、背中にお湯がツーーと伝ってきますが、まぁ楽しいもんですよww

で、それが終了すると、ロット巻きやカットなど今度はウィッグを使っての技術練習となります。どこかで見たことがあるかもしれませんが、あの生首の人形ですw ですので、実験台というか練習台で人を使うってそうそうあるものではないのですよ、シャンプーの練習に付き合う以外。その人形使って練習しますのでね。

で、冒頭のお客さんは、美容師が髪を切ってもらいたいときに、「じゃあ、いいよ、実験台で使って!思い通りに切ってごらん」みたいな感じのことが美容室の日常にあると思っててそんな話をされたんだと思うのですが、こんなことはあまりなく、基本的には「こんなスタイルを試してみたい」と思う施術する側からお願いするのが普通なわけです。(他店のことは分かりませんが・・)

万が一カットを覚えたての”スタイリストなりたて”くらいのスタッフがタイミングよくいればそういったことも起こるかもですが、ちゃんとしたスタイリストに「いいよ、実験台で使って!」っていうのもね・・。「お前が切ってほしいだけやろ!」って心の中でつぶやかれているような気がする・・・ww

カットしてもらうのも気を使う

黙っていても「カットさせてください」なんて声をかけてくれるわけでもないので、実際カットしてもらいたいって思うとどうするかというと、まずタイミングを見計らいます。1日のサロンワークが全体的に忙しくなかったか?もしそうなら、みんな疲れているんじゃないかなぁなんて気を使います。そんな日はなかなか言い出せません。

全体的に暇だったとしても、サロンワーク終了後にしてもらうのもかなり気を使います。本来なら仕事終わって帰るところを引っ張りだすわけですからね。まぁそれも一つの交渉次第って感じ。ただ立場的に先輩に言われたスタッフはイヤとは言えない場合もありますから、それはそれで気を使いますよねw で、それも大変ってことで今度は営業中の施術。ファインモーグルの場合は基本営業中にスタッフ同士が施術するのはOKにしていますが、予約のない合間、する側とされる側の時間の空いているタイミングでうまく合わせないといけませんし、その間にお客さんが来ないとも限らないので、かなり慎重にタイミングも見計らってしてもらうことになるのです。

ねっ、なかなか12月の繁忙期にカットが出来ないって何となく分かってもらえましたでしょうか。飲食関係の人がお昼12時から食事なんてできないっていうのは何となく想像がつきますが、それと同じ感じのことではないでしょうかね。

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