箕面駅前美容室ファインモーグル宮島康記のブログ

【成人式】振袖着るときに必要なものを全部書きます~!

   

箕面美容室ファインモーグル宮島です。

そろそろ「成人式」の話題になったりします、お客さんとの会話。「成人式は大変ですね~」なんてよく声をかけていただきますが、確かにそうww

式の当日は早く起きれば8割方仕事は完了で(笑)、あとは予定通りヘアスタイルと着付をやっていくだけなのですが、一番大変なのはその準備です。

ひとりひとりのお客様にどんなヘアスタイルを提供しようか?着物の帯の形は?などいろいろ考えてそれを短時間(当日は時間との勝負でもあります)で施術できるようにスタッフとシミュレーションすることも今月に入ってしばしば。まぁ、頑張って喜んでもらえるようにしようと思います。

ところで、今年成人式に出席されるご本人、親御さんはもう着物の準備をされましたでしょうか?もう完璧!という人がほとんどかと思いますが、まだだし、何をどう用意していいか分からないという人のために簡単にレクチャーしたいと思います。

振袖に必要なもの

もちろん着物が必要なのは当たり前ですが、パッと見た目で必要なものは

  • 【着物】
  • 【帯】
  • 【ショール】
  • 【草履、足袋】
  • 【バック】
  • 【髪飾り】

といったところでしょうか?

着物の下には【長襦袢(ながじゅばん)】その下に【肌襦袢(裾よけ)】を着るのでそれらが必要です。長襦袢には衿になる部分に【半衿】を付けます。半衿は基本ご自身で付けるものですので(頼めば有料になる可能性がある)参考になる動画などを見ながら縫い付けるようにします。

ややこしいのですが、長襦袢の衿に付けるのが【半衿】で、着物の衿に付けるのは【重ね衿】といい別物です。重ね衿は取り付けが簡単で時間もかからないので、着付をしてもらう際、付けずに美容室に持って行ってもOKかと思います。

で、長襦袢に半衿を付けあと、その間に通すのが衿芯です。衿芯がなければ衿がヨレヨレになるので必ず必要です。

  • 【長襦袢】
  • 【肌襦袢、裾よけ】
  • 【半衿】
  • 【重ね衿】
  • 【衿芯】

それ以外にもパッと見えるもので、帯の上部に巻いてある布【帯揚げ】帯の中央に巻いてある紐【帯締め】が必要です。

  • 【帯揚げ】
  • 【帯締め】

洋服で言うボタンやチャックの役目を果たすのが【腰ひも】です。腰ひもは着物と長襦袢を着せる際、胸の下や腰に何本か巻いて着物が着崩れたりしないようにしっかり留めるとても重要なアイテムです。ちなみに腰ひもは振袖の場合6本くらい必要かと思います。

襟元や重ね衿が崩れないようにするには腰ひもプラス【コーリンベルト】を使います。これもきちっと着るには必要なアイテムです。

腰ひもは幅が3センチほどの紐ですが、それに対して幅15センチほどの【伊達締め】をという紐があります。長襦袢を着せた後と着物を着せた後(帯をする前)の仕上げに腰に巻き締めて着崩れを防ぐアイテムでこれも必要です。

  • 【腰ひも6本】
  • 【コーリンベルト】
  • 【伊達締め2本】

着物を着せたら最後に帯を締めますが、帯を締める際に必要なのが【帯板】です。帯板は前と後に2つ入れ、帯にしわがよって見苦しくならないようにするために使います。もう一つ【帯枕】も必要です。帯枕は帯姿を形作り、帯山に立体感を出すために使う道具です。

振袖では【三重仮紐】というものも使います。紐の真ん中に三層のゴムが付いていて、変わり結びをする場合この層の間に帯を挟み込むことによって色んな形を作ることができる、振袖にはとても重要なアイテムです。

  • 【帯板前後2枚】
  • 【帯枕】
  • 【三重仮紐】

あと、【補正用のタオル】が必要です。着物は寸胴にして着ると綺麗なので、くびれのある腰や胸の上あたりにも補正用のタオルを入れることがほとんどです。補正用タオルは顔や手を洗ったあと拭く長方形の普通のタオルでOKで、4枚ほどあればいいでしょう。

というわけで、振袖の際、必要なアイテムをザクッと書いてみました。ぜひご参考に。

最後、着付をする当日は十分に睡眠をとり体調を整えて!着付に行くときの服装は必ず【前開きの服】にしないと、アップが着付より先になった場合、洋服が脱げなくなりますよ、ご注意を!

 - つぶやき ,