人にシャンプーしてもらうとなぜ気持ちいいのか?3つの理由
箕面駅前美容室ファインモーグル宮島です。
今日シャンプーさせてもらったお客様に、「人にシャンプーしてもらうと自分で洗うのと比べて、なんでこんなに気持ちええんやろなぁ~」なんて言われて・・。そういえば、人に洗ってもらうと確かに気持ちイイってのは何十年も前から知ってましたが、なぜ??って言われると確かに「なんでやろうなぁ?」なんて思ってしまいますww
頭皮マッサージとの併用
皆さんが家のお風呂でシャンプーするときには、外出や家事などで汗をかいた髪や頭皮の汚れを洗い流すって目的かと思います。
しかし美容室ではその目的以外にも「頭皮マッサージ」を意識しています。数年前から美容室では「ヘッドスパ」なるメニューが登場し、”癒し”を求めるお客さんも増えました。シャンプーもヘッドスパの一貫と考えれば、髪や頭皮をきれいに洗う以外に、マッサージも意識してやっている美容師さんが多いと思います。頭(頭皮)ってツボが多いしね。
だから気持ちいいのかも?
経験値が違う
まぁ、当然といえば当然ですが、美容室でのシャンプーってその道のプロがやってくれるわけですから、上手くて気持ちがよくて当然ですよね。
美容師は、手首の使い方、指の力の入れ方、リズム、スピード、頭の部分ごとの洗う順番と強弱など、細かい点までちゃんと学んでシャンプーしています。もちろんすぐにはできなくて、ある程度の期間しっかり練習することでその技術を習得していきます。
長年美容師をやっている方でも「もうちょっとこうやったらお客さん気持ちイイって言ってくれるんちゃうかな?」なんて探求心を持っているはずですよ。
だから気持ちいいのかも?
幸せ、抱擁ホルモン「オキシトシン」の力
ヘッドスパのメニューが登場して頭皮マッサージの意識が高まり、美容師としてシャンプーにも細かい点まで考えてお客さんの満足度を高めることも意識していることは上記に書きました。
でも例えば幼いころ、両親にお風呂で頭を洗ってもらったりして、別にプロじゃなくても他人に洗ってもらうだけでも気持ち良かったって経験ありませんか?もしそうなら上記に書いた話は「話半分以下・・」くらいになってしまいますww
オキシトシン
人には「オキシトシン」というホルモンが存在しています。そのホルモンは主に「スキンシップ」によって分泌されることが分かっています。
「幸せホルモン」「抱擁ホルモン」とも呼ばれる「オキシトシン」
「飼い主とイヌが触れ合うことで互いにオキシトシンが分泌される」という筑波大学の研究チームによる論文が、アメリカ『サイエンス』誌に掲載され、世界で話題になりました。「幸せホルモン」「恋愛ホルモン」「抱擁ホルモン」「信頼ホルモン」「絆ホルモン」「思いやりホルモン」「癒しホルモン」など、数々の異名を持つこのホルモン、分泌されるとわたしたちに以下のような効果をもたらしてくれるといいます。
- 幸せな気分になる
- 脳・心が癒され、ストレスが緩和する
- 不安や恐怖心が減少する
- 他者への信頼の気持ちが増す
- 社交的となり人と関わりたいという好奇心が強まる
- 親密な人間関係を結ぼうという気持ちが高まる
- 学習意欲と記憶力向上
- 心臓の機能を上げる
- 感染症予防につながる
簡単に言うと、人はスキンシップによって(知らんおっさんとかならセクハラだけどww)安心感、信頼感、ストレス緩和などが生まれ幸せな気分になれるってことが言われているのです。
赤ちゃんとお母さんの関係や、恋人同士がそうですよね。
「オキシトシンがシャンプー」の気持ち良さを生んでいる
美容室のシャンプーが気持ちいいのもこの「オキシトシン」が分泌されているからとも言われています。
何はともあれ、人にマッサージやシャンプーヘッドスパなどやってもらうのは最高の癒しですね。
ぜひ、たまにはそんな時間を(^^)