「髪をすく」と「まとまりのある髪」は両立できるのか?
箕面美容室ファインモーグル宮島です。
髪に関しては「こうするとこうならない」ということが結構あり、例えば「髪を明るくしたいけど、そうすると白髪が染まりにくい」とか。
で、よくあるのが、「髪が多いからガンガンすいてほしい、でもまとまりのあるようにしたい」というオーダーなのですが、これも、残念ながら基本的には矛盾します。
髪をすくとまとまりにくい
よく「髪をそろえて下さい」というオーダーがあります。髪を綺麗にそろえても、髪一本一本の生えるスピードが微妙に違うので、数か月たつと毛先が少し不ぞろいになります、で、まとまりも悪くなる。それを綺麗にそろえることによって、楽に髪がまとまるのは皆さんも経験したことがあると思います。
では髪をすくとどうなるか??髪をすくというのは、髪をそろえるという行為と真逆であって、あえて髪をそろえないようにする行為なので、まとまりはというと当然付きにくくなります。
なので冒頭の「髪が多いからガンガンすいてほしい、でもまとまりのあるようにしたい」は「こうするとこうならない」のひとつになります。矛盾するオーダーになりますので、髪をすくことが優先なのか、髪のまとまりが付くことが優先なのかあらかじめ少し考えておくことも必要かもしれませんね。
ただ、そうはいっても百戦錬磨の美容師さんはもちろん承知の上。「こうするとこうならない」を分かりながら「いいとこどり」ができないか考えて、実際その注文に挑んでくれると思うので、思っていることは無理と思っても言ってみるといいと思いますよ。