「りん酢」は髪にいいのかどうか考えてみる
2018/09/16
箕面美容室ファインモーグル宮島です。
先日テレビで「リンス」ならぬ「リン酢」というものが紹介されていまして・・。簡単に説明するとシャンプーした後に普通使うリンスの代わりにお酢を使うというものです。
いろんないい効果があるとされていましたが、そのリン酢について簡単にまとめようと思います。
リン酢がいいとされる理由
結果から言うとリン酢は髪や頭皮にいいと思います。
髪を構成するタンパク質は酸性に傾いていて、健康な髪は弱酸性です。
しかし髪が傷む原因とされるカラー剤やパーマ液などはアルカリ性で、髪が傷んでいる状態だとアルカリに傾きます。シャンプーやリンスも弱酸性を謳っているものもありますが、基本的にアルカリ性のものも多いのが現状で、そのアルカリを酸に傾けるためお酢を使って中和させるのは傷んだ髪には特に効果的と言えます。
キューティクルが閉じる役割
傷んだ髪はキューティクルが開いています。キューティクルが開いた状態は髪質をより悪化させますが、酸性のリン酢を使うことでキューティクルを閉じる役割を果たしてくれます。指通りもなめらか!
お酢はアミノ酸も含まれているので中和やキューティクルを閉じる目的だけでなく、そういう意味でも髪にいいとされます。
リン酢の作り方
洗面器にお湯を溜め、そこに大さじ1~2程度お酢を入れてそれでリン酢をするだけ、簡単ですね。手ざわりによってお酢の量を調整するといいと思います。
ただし、リン酢の弱点はなんと言ってもニオイです。量が多いとニオイも気になる場合がありますので、リンゴ酢を使うか、お酢ではありませんが同様の効果があるクエン酸を使ってもいいと思います。
ニオイが気になる場合はリン酢をした後しっかりお湯で流すようにするといいと思います。
というわけで、興味のあるかたは1度試してみてはいかがでしょうか?
リン酢のまとめ
- アルカリに傾いた髪を酸に戻す
- 酸によってキューティクルが閉じ、髪の潤いを保つことができる
- お酢の殺菌力で髪や頭皮の菌の増殖を抑える(清潔の保つ)
- リンゴ酢やクエン酸もアリ