ドライヤーで髪が焼けた「髪焼け」こんなことには注意だ!
先日とあるお客様のカット中、ふと気付いたことが・・。
前髪が短くなってる!!
長年通って頂いているお客様、一度も自分で切ったなんて言ったことのない方だったので、一体その前髪どうしたのかって尋ねてみるとドライヤー使っていたら髪が焼けたっておっしゃるのです。
・・・・・・・・・。
え~~~~~っ!!!
ってまぁ、そんな経験あるって人もそれなりにいるかもしれませんよね~。
って訳でドライヤーの当てすぎには注意しましょうww
髪焼けって??
ドライヤーの熱によって髪の水分が蒸発します。
さらにそこからまだ熱を加え続けると髪のタンパク質が傷んでしまい、最終的にはあの髪の焦げた独特の臭い・・。
嗅いだことがあるって方もいらっしゃいますよね。これが髪焼けです。
髪が焼けていいことなんかない・・。
ドライヤーの温度の話
一般的なドライヤーって吹き出し口のところから出ている温風の温度は大体110度から120度くらいです。
で、ドライヤーの温度を下げようって思ったら、髪からちょっと距離を取って離せばいいのですが、15㎝くらい離すと大体100度以下になります。
(余談だけど、ドライヤーの規約では吹き出し口から3㎝のところの温度が140度以下にしいないといけないってことだそうです。)
気を付けたいドライヤーの当て方
さっきのドライヤーの温度を踏まえた上でなんですが、髪は100度以上の温風を浴び続けるとタンパク質が変質し始めます。お~コワ。
濡れているときは髪や頭皮にそれなりに近づけながら乾かしてもOKなんだけど、だんだん乾いているとそれではダメ。
100度以下なら基本大丈夫なので、ある程度乾いてきたら先ほども書いたようにドライヤーを15㎝髪から離すって意識するといいかと思います。
あとドライヤーを当てるときは一か所に集中しないようにもしたいですよね。後ろやトップ、サイドと交互に乾かすのがいいと思います。
特に注意しないといけないブロー
髪がある程度乾いたら、ブラシなどを使ってブローするって人もいるかと思いますが、ブローはブラシとドライヤーを両手で持って髪を挟むような恰好になるので、場合によっては手や頭皮で温度を感じることが出来ずに気付いたら髪焼けしてたってこともあるので注意が必要ですよ。
ブラシを入れてドライヤー当てたら止まらずに、根元から毛先へゆっくりでもいいからブラシとドライヤーを動かすようにしましょうね~。
もう完全に髪が乾いたのに形が決まらないって場合は、あきらめてもう一度霧吹きなどで髪を濡らしましょう。
乾いた髪に何度ブローしても形は決まらないし傷むだけ。場合によっては髪焼けしますよ。
髪が焼けて茶色になる??
髪をドライヤーの熱によって茶色っぽくしようって考える人もたまにいますが、でもこれ普通に考えて無理があります。ってか無理です。そんなことやってって言われても出来ないから断りますww
ドライヤー使ってたから髪が茶色になったって人いそうにも思うけど、僕はそんなお客さんはみたことない・・。
もしできたとしてもホントたまたま、ほとんどはただ傷むだけになりますよ・・。
髪が焼けた場合の対処法
冒頭に書いたお客様もそうですが、対処法は残念ながら切るしかありません。
放っておいても元の綺麗な髪にも戻りません。トリートメントつけてもダメ。
もし伸ばしてるときにそんなことになったら最悪・・。
まとめ
ってことで、今日は髪が焼けるてことにスポットを当てて書いてみました。基本ドライヤーの使い方ってそんなに難しくはないと思いますが、油断してると後悔することになるかも・・。
ちょっとは意識して使うようにしましょう~。