なぜウェーブスタイルのスタイリングはムースではなくワックスなのか?
箕面美容室ファインモーグル宮島です。
ウェーブスタイルにするには「ヘアワックス」が必需品になります。
パーマかけた髪を朝しっかり濡らしてタオルドライしたら、ドライヤーで髪を乾かす前にワックスをしっかり付ける。これがウェーブスタイルの仕上げ方となります。
で、ワックスワックスと言っているのですが、「ムースではだめなの??」と聞かれたのでそれに答えてみようと思います。
ワックスのほうが現在のウェーブスタイルに適している
もちろんムースを使い慣れていて、そっちのほうがよくて使い勝手がいいならムースで特に問題ありません。ただ「どちらがいいか??」と聞かれればやはりワックスかと思います。
理由は今多くの人がやっているウェーブスタイルにはムースでなくワックスが適しているからです。
ムースはとにかくボリュームを押さえるスタイルが適している
その昔多くの女性がやっていた「ソバージュ」というスタイル、ご存知でしょうか?W。だんを入れたり髪の量をすいたりすることをほとんどせず、ワンレングスの状態からパーマをあててウェーブにするスタイルがソバージュ。今書いたようにすいたりだん入れたりせずパーマするからそのままにしているとかなりボリュームがでたのですよ。で、そのボリュームをしっかり押さえるためにムースが使われた。
ムースは髪のボリュームを押さえることに関してはとても適したスタイリング剤なので、その当時はスタイリング剤といえばムースが圧倒的に多かったのです。
ヘアワックスはフワっとさせたり立ち上がりを付けたりの万能スタイリング剤
では、最近のウェーブスタイルはと言うと、必要によってだんも入れるし、髪の量もすくのでそういう意味で広がりボリュームがそんなに出ずカットだけでスッキリします。パーマである程度のボリュームはでますが、カットのおかげで広がり過ぎることもない。
なので必要以上にボリュームを押さえる必要がなく、立ち上がりを付けたり、フワっとするような感じにスタイリングするわけですが、そういうのにはワックスが適しているのです。
ヘアワックスはボリュームを押さえたりすることもできますし、逆に立ち上がりを付けたり、自然な広がりを出したり(フワッと)出来る万能スタイリング剤と言えます。
というわけで、基本的にウェーブスタイルはヘアワックスが一番適しているといってOKかと思います。人によって「柔らかめ」「硬め」の使い分けが必要ですので、担当美容師さんに相談するといいと思います。