友達や家族など一般の人にカットしてもらうとこうなる件
箕面美容室ファインモーグル宮島です。
「友達にカットしてもらったらガタガタになって結局来ました」という人が稀にいますw。どういう経緯でそうなったかはよく分かりませんが、結果的に二度手間となりまするww
ガタガタとはどういうことなのか
カットがガタガタというのは具体的にどういう状態をいうのでしょう?
美容師がカットするとほとんどの場合全体がつながっています。ガタガタとはそのつながりのないカットのことを言います。
ではつながりとは具体的にどういうことかというと、例えばこの写真。
うしろからサイドのかけてちゃんと繋がっているのできれいなライン(前下がり)ができています、これがつながり。もちろん後ろとサイドだけがつながっているわけではなく、髪を頭皮に対して垂直に持ちあげたときにフロント(前)とトップがつながっていたりトップとネープ(うしろ)にもつながりがあり、全体がつながっています。
(※写真の場合、前髪は別として切られているため前髪部分とその他の部分につながりはありません)
カットする(つながりを作る)には展開図というものが基本ありまして、美容師さんはその展開図をある程度頭で想像しながらカットしているのでガタガタにはならなくなるわけです。
左右がなかなか合わせられない
ガタガタなのともうひとつ「左右の長さが違う」というのも大きな失敗のひとつです。
今日来たお客さん、「左右の長さくらい簡単に合わせられないものなんですかね~?」なんて愚痴っておりましたが、一度や二度カット(練習)したくらいではなかなか左右の長さは合わせられません。
わたくしもいままで色んなスタッフにカットを教えてきましたが、最初から左右を合わせられるなんて人はほとんどいませんし、いたとしてもそれはたまたまそうなっただけってケースが多いのです。理由は簡単で、ハサミを入れて髪を切るときのハサミの角度が安定しないのです。たった数ミリ角度が変わるだけで長さは変わってきますので一般の人が左右を合わせるのは至難の業と言えると思います。
人にもよりますが、カットの練習をし始めてから左右の長さを安定的に合わせることができるのは数か月はかかると思います。
というわけで・・
- 展開図を知らないのでガタガタになる
- ハサミを入れる角度が安定しないので左右を合わせることもできない
一般の人に髪を切ってもらう場合このことは知ったうえ、覚悟を決めて切ってもらいましょう。結局美容室にいくことになるのがオチかもしれませんねww