カラーリングのあととても大切な「乳化」の話
箕面美容室ファインモーグル宮島です。
カラーリングの「乳化」という施術をカラーリングが終わったあとのシャンプー前に行うのですが、イマイチ意味を理解していないことが多いのでここでちょいとまとめようと思います。
カラーはセルフでせずに美容室でしてね~という立場ですが、セルフの人も参考にしてね。
乳化の目的とは
カラーリングが終わったあとシャンプーしますが、その前に乳化という工程をする必要があります。目的は、
- 頭皮に付いたカラー剤をしっかり取り除くため
- 薬剤をもう一度全体に馴染ませるため
と2つあります。乳化をしないと白髪染めのように濃く色を入れる場合などは頭皮に付着したカラー剤がきれいに取り切れないことがありますし、きちんと乳化することで発色もきれいだし色持ちもよくなります。
どういうふうに乳化するか
やり方はそんなに難しくありません。シャンプーする前にお湯でカラー剤を流しますが、その流す前にちょっとずつぬるま湯を足しながら頭皮をしっかり丁寧にマッサージし、髪全体に馴染ませていくだけです。
コツはお湯の量を少しずつ足していくことです。そうすると頭皮に付いているカラー剤がドロっとしたジェル状のような感じになりますがそれが正解、すぐお湯で流してはいけません。そのカラー剤がドロっとした状態はクレンジングオイル的な役割を果たし、綺麗にカラー剤を取り除くのにとっても効果的なのです。
汚れを落とすのは「シャンプー」か「お湯」と思いがちなのでどうしてもこの乳化をおろそかにしてしまいがちになりますが、ここはとても重要なのでぜひ覚えておきましょう。
乳化は時間的には2、3分から長くても5分くらい、それが終わったら通常通りシャンプーをして終了です。
美容室でカラーシャンプーをしてもらう際はしっかり乳化をやってもらっているか確認しましょうね。