髪を梳く(すく)ことについて。必要以上に髪をすくのはよくありません
箕面駅前美容室ファインモーグル宮島です。
髪をすくってことについて、このブログでも何度か書いていますが、サラッとおさらいブログに致します。髪が重くなってそろそろカットだ!って人は読んでみてね。
「とにかくガンガンすいて下さい」はデメリットが多い
先に断っておきますが、髪を梳く(すく)ことが悪いことではありません。今でもすきばさみやレザーを使ったりで髪をすくことは多々あります。言いたいのは、とにかくガンガン髪をすくというのではなく、節度を持って髪をすこくという意識が必要だってことです。
わたしがこの美容の世界に入ってからいつ頃からか、「とにかく髪はすけばいい」みたいな時期がそれなりにあったと勝手に思っています。自分だけかな・・?ww。一定数のお客様から「髪が多いんでとにかくすいて下さい!」みたいな感じによく言われていました。「髪をすけばすくほどカッコイイ、可愛い」ってイメージができていたんですよ、その頃って。最近は?って言うとそういう人はかなり少なくなってきたんではないかと思います。ただ、まだそれなりにいらっしゃるのが現状。
なぜそういう人が減ってきてるかって考えられるのは、
- 雑誌などで髪をすくことに関してあまり言わなくなった
- すくことのデメリットも分かるようになってきた人が増えた
ことかと思います。髪をすくことでいい面しかないと思っていたのが、悪い面もあるんだってことを多くの人が知ってきたのですよ。最初にも書いたように”適度”な量をすくなら問題ないんですが、とにかくザクザク髪をすくのはデメリットだらけ・・。
- 髪がパサつき、ツヤがなくなる
- スタイリングがしにくい
- ヘアスタイルのフォルムが作れないので見た目が悪い
サッと挙げましたが、こんなことが実際起こります。大変ですね。
すくことのデメリットを起こさないために
すくことのデメリットを起こさない対策は簡単で、美容室に行って「とにかくガンガンすいてください!」って言わなければいいだけです。長さをどのくらい切るのかカウンセリングでちゃんと伝えたあと、必要なら「軽目にして下さい」とか「スッキリ目で」とかそんな言い方をすればOKです。もちろん「”適度”にすいて下さい」でもOK。髪をすく「毛量調整」は難しいので、美容師さんに託したほうが絶対に賢明だということです。
そうして節度ある毛量にすれば、デメリットだらけのヘアスタイルから脱出することが出来ます。
見た目重視でいこう
でもガンガン髪をすいた感じの軽さがないと不安だ!って人もいるかもしれません。気持ちは分かりますが、あなたの満足度に対して、周りの人からのあなたの髪に対する印象はそんなに良くはならないんですよ~。先ほど挙げたデメリットみればお分かりかと思いますが、フォルムが整わないから見た目悪くって、パサついててツヤなくて・・・。そう見られてしまいます。すくことで本人が髪を触った感じには納得できても、周りからの見た目は・・・。
正直わたしたち美容師も「とにかくガンガンすいて下さい」って言われたら、「よっしゃー!」なんて思いません。すくにはすくけどなるべく抑えめでお客さんが納得する程度で!とか思うし、美容師によっては説得する人も多いと思います。
というわけで、すくことを見直してもいいかな?と感じて頂けたら幸いです。なんせ、本人が思っている以上にすく必要がないってことがほとんどなので、勇気を出して、一度美容師さんと相談するのがよろしいかと思います。
きっと違う自分が発見できるはずです、もちろんいい意味で。