美容学校に行くのか、美容院に就職するのか。美容師になる最初の選択肢
2017/04/02
箕面駅前美容室ファインモーグル宮島です。
先日、学校(高校)の先生をしているお客様に生徒の進路相談を受けまして・・。カットしながらあーだこーだと言ってました。自身の生徒が美容師になりたいんだけど、そもそも美容師ってどういう経緯で美容師になっていくのか・・?みたいな。確かに、これに関しては美容師に聞くのが一番手っ取り早いですな。それ以外は学校の先生に相談受けるなんて無理だしww
ってことで、とりあえず美容学校に行くのか美容室に就職するのか。どちらがどんなメリットがあってデメリットがあるのか?なんて話をさせてもらったので、ここでまとめさせてもらうことにします。興味あったら読んでみてね。
わたしの美容師としての経路
ちなみにですが、わたくしは高校卒業後、美容学校の普通科には行かずにとある美容室に就職いたしました。そんなことできるの?って思う人も多いのですが、わたしの周りの美容師さんはそんな人のほうが多いですよ。ただ、美容師になるために美容学校の卒業資格は必ず必要になるので、仕事しながら普通科ではなく通信科に入学しました。まぁ、通信科は入学っていっても普段は普通にサロンでの仕事がメインで、学校には年間に数週間通う程度(当時はそんな感じだったと思う)、何かを教わるというよりはたまの生存確認的な感じだったような・・。(⇐完全に個人の主観ですww)
そのときばかりは正当な理由でサロンワークを抜けることができたので、ちょっとテンション上がりぎみで学校に行ったものですが、今とは違い結構な人見知りだったのでほとんど友達も出来ず、それはそれで特に美容学校の面白さも感じなかった・・。それが2年間(現在通信科は3年、普通科が2年)で一応卒業。その後1年のインターン期間(現在インターン期間は廃止)を置いて、美容師免許の試験を受けることができました。
自分で言うのもなんですが、高校卒業してから普通にそのまま美容室に就職してもちゃんとした美容師になれますw。美容学校に通うことがなかったので比較はできませんが、個人的には美容学校に行かずにすぐ就職して良かったと思っています。
仕事を覚えるのが早い、自立が早い
美容学校へ行かずにすぐ就職したことのメリットですが、美容師としての仕事を早く覚えることが出来ます。学校とは違い、サロンで先輩美容師が仕事しているのを一日中間近で見ているわけですから、学生さんより覚えが早くて当然です。もちろん技術的なことだけではなく、接客や社会人としてのマナー的なものも、あるときにはボロクソに怒られながら覚えることができるわけですw。
学生さんと違い、社会人ですから一人暮らししたりなど自立することも出来ます。わたしは働きだしてからもしばらく実家暮らしでしたが、自身の希望によって色んな選択肢ができますよね。
入学費用が安くすむ
当然といえば当然ですが、通信課程の方が学費が安く済みます。学校によっても多少差があるし、すべてを知っているわけではありませんが、わたしの出身校である美容学校でこんな感じ。
入学金が12万円と半年ごとに授業料などが47万円、2年なので×4。モロモロあるでしょうがこの表の金額だけでちょうど200万円。対して、通信科だとこんな感じ。
3年間の合計が約67万円でざっと3分の1くらいに抑えることが出来ます。しかも通信科は基本普段はお仕事しますから、働いている美容院からお給料ももちろんもらえます。人生の岐路ですから、お金のことをとやかくいうのもアレですが、通信科の方が出費はかなり抑えられるのはメリットです。
普通科のメリットは?
もちろん、昼間美容学校に行くのもメリットがあります。一番は在学の2年間に美容に関する色んなことが体験できるので、いざ就職するときの職業選択の幅が広がります。美容師だ!って思っていたけど、ブライダル、メイクやエステなど、ちょっとした体験からそちらのほうが自分に合うかもって判断ができるってこと。じっくり自分の将来を考える時間が2年もあるっていうのは学生さんにしか体験できない貴重な時間だと思います。
あと、同じ職種を目指す仲間との出会いも大きなメリットかもしれませんね。将来仕事で悩んだとき、気軽に相談できる同業の友達がいるっていうのは心強いかもしれません。ちなみにわたしはこの業界で仲良くしていただいている方はそれなりにいますが、同期と呼べる友達は一人もいません・・。まぁ、そんなに困ることもないけど・・w
というわけで、通信課程出身のわたしの意見なので、どうしてもそっちよりで書いてしまった感じがありますが、美容師になるうえで最初の選択肢でありますので、これから美容師目指そうって人に、そこは熟考していただければと思います。
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