アッシュ系とはどういう色味か知っておこう
箕面駅前美容室ファインモーグル宮島です。
先日、カラーリングの色味の一つで、マット系のことをごく簡単に説明しましたが、そう書くと予想通り「アッシュ系は??」って声を頂きましたので、アッシュ系が簡単に分かるブログを書きます。詳しく知りたい方はいろいろ調べて頂くとして、ここではかる~く分かる程度の説明にしておきますね。
アッシュ系の色味とは
一言でアッシュ系の色味を説明すると「灰色」と言えます。カタカナでいうと「グレー」ですね。
ただ、カラーリングにおけるアッシュ系(グレー)はちょっとややこしくて、カラーリングの色味というのは真っ黒を除くとすべて有彩色なのに普通グレーというと無彩色。
ちなみに無彩色っていうのは黒と白、あとその2つを混ぜ合わせて出来るグレーと3つだけ。有彩色はその他色んな色を指します。
じゃあアッシュ系は無彩色になるのかというと、カラーリングの場合そうではありません。
カラーリングにおけるアッシュ系とは青~青紫の色味を指し、赤味が少なく何となく見た目がグレーに見える色のことを指します。
どうです、ややこしいでしょww このややこしさがアッシュ系ってよく分からない原因かと思います。赤なら赤、黄色なら黄色、なのにねww
青や青紫の色味がビフォーの髪色と混ざって結果グレーっぽく見える。これがアッシュ系ですので、誰かに聞かれたらそう答えて下さいね。
ちなみに、ヘアスタイルにおける無彩色のグレーを表現すると「ごましお」と言われる「白髪」と「黒髪」が何となくの割合で混ざってグレーっぽく見える色合いが近いと思います。自然に白髪が出てきた人にしかできない色合いですが、アッシュ系に染めた色味はごましおのようなそれではありませんよね、それが大きな違いです。
アッシュ系は人によって細かく変わる
きれいにアッシュに染めるには染める前の元の色味がとても重要で、それで大きく変わってきます。アッシュ系はそういうところもややこしい・・ww
前回毛染めしてから数か月経っている場合、必ず髪が褪色しているので、その色によって色味も変える。
- ビフォーの髪が赤っぽい場合⇒アッシュ系の色味ベースにマット系(グリーン系)を加える
- ビフォーの髪がオレンジっぽい場合⇒アッシュ系にブルーの強みを増すようにする
- ビフォーの髪が黄色っぽい場合⇒アッシュ系の色味にパープル系(紫系)を加える
ちょっとした例えですが、今書いたのはアッシュ系の色味に補色(反対色)を加えるってことです。美容師ならこれくらいの知識はあるかと思うので、アッシュ系の色がいいって言えば、その辺も考えた上で施術してくれることでしょう。
今のカラー剤は同じアッシュでも、「ブルーアッシュ」や「マットアッシュ」「ピンクアッシュ」など、いろいろ種類がありますので、使うわたくしたちも便利です。
とっても人気のアッシュ系、これくらい覚えておけばOKではないでしょうかね、ぜひやって下さいまし。あと、アッシュにするにはブリーチをしないといけないの??ってことも聞かれます。確かにブリーチしたあとの髪にアッシュ入れた方が鮮明で綺麗なアッシュになりますが、ブリーチなしでもそれなりの綺麗な色味がでますのでね。
まとめ
- カラーリングにおけるアッシュ系の色味は青~青紫でグレーっぽく見える色味のことを指す
- アッシュ系と補色を加えることで、綺麗なアッシュ系の色味が出やすい。
- 施術前の髪色によって色んなアッシュになる
というわけで、今日はこの辺で。