一人前になるのに年数がかかる、職人の下積みに思うこと
つい先日、こんな記事を発見。SNSなどで何度も見かけました。
ホリエモン「大事なものが欠けているのはお前らの脳だと思うよ」寿司屋の修行重視の考え方を一蹴
正直、寿司職人の“飯炊き3年握り8年”なんてものが必要かどうかは僕には分りませんが、
美容界においても似たようなことがあって、例えば
- 一年目はシャンプー
- 3年目からカラー塗布やワインディング(パーマのロット巻き)
- 5年目からカット
みたいな感じに段階を踏んでいくのが通例です。あっ、上に書いたのはあくまで例ですよ。
お店によって色んな方針がありますので、こう!って決まった教育方針は様々です。
ただ、先ほどの寿司職人同様、美容師の世界にも
年数重ねる=技術が上達する
見たいな考え方がありまして、”一人前になるには何年も修行が必要”っていう考え方を持つ経営者の方々がまだまだたくさんいるのが現状です。
ちなみに僕も本格的にスタイリストとして仕事出来るようになったのは美容の世界に入って6年くらいたってからでした。
僕はそんなにデキがいい方ではありませんでしたから仕方ないんですけど、”年数の壁”ってものを感じることも多々あったのを覚えています。
美容師には資格免許が必要で、スムーズにいって最短取得期間は2年かかりますが、それを考慮しても一人前になるのに5年や10年かかるって言うのはなんかとっても時間がもったいない気がしますよね。美容師って・・。
仕事はお客さんに喜んでもらって初めて仕事。もちろんそれが大前提ですが、
一人前になるのに年数がかかるよりは、ちょっとでも早くスタイリストとして活躍できる方がいい!
美容師を志したはいいけれど、そんな通例にまんまと引っかかってモチベーション下がって挫折、そんな若者に美容師の楽しさを知ってほしい!
常々そう思って、ファインモーグルの門を叩く若者に接してきたつもりなので、今回の記事はちょい共感。
下積みが必要ないとは思わないんだけど、要領よくやって周りの人がしっかりサポートすれば、無駄な時間はある程度省くことができるって点で。
僕ら上の人間が”年数の壁”作っちゃったら、下の人はどうすることもできませんし、そんなことしてるとお店だってレベルアップしませんもんね・・。