髪に”だん”を付けるというのはどういうこと
箕面美容室ファインモーグル宮島です。
「だんを入れる」というのは美容室で頻繁に使われているカットの技術ですが、「だんって??」というお客様がおられましたので、今日はそんな”だん”に対するイロハのイ話を書いてみたいと思います。
だんにもいろいろあるのですが、そもそもだんというのはトップの髪がすその髪より短い状態を言います。
すその長さに対し
トップの髪が短いのが写真を見るとよく分かりますよね。
そしてこの上と下の差が”だんの差”です。この差が大きければ大きいほどだんがついているということになります。よく聞くのが「ウルフカット」でウルフカットは一般的にだんがそれなりについているヘアスタイルのことを言います。
何となくわかりましたが、ではトップの髪をすその髪以外、その間の髪はどうなっているのでしょう。これはきっちりつながっています。
これも写真の展開図を見てもらえばわかると思います。
髪をカットするとき、くしを使って髪をぴっぱりながらカットしているのはなんとなく想像できるかと思いますが、この展開図の場合、端(トップ)と端(サイド)を丸くつなげるようにカットして”だん”を付けているのです。
ちなみにですが、このつながりがうまくできずに段々畑のようにカットしてしまうと、「自分で切ったん??」ってな具合に見た目がガタガタになるはずですw
トップとサイドだけでなく、フロント(前)やネープ(襟足)もすべてつなげるようにしてすそよりその上の髪を短くするとだんが付くというわけです。