箕面駅前美容室ファインモーグル宮島康記のブログ

美容師がお客さんに持っていく雑誌の選び方について

   

箕面美容室ファインモーグル宮島です。

お笑いコンビ「品川庄司」の庄司さんがテレビ番組でこんなことをコメントしていまして・・。

庄司、美容院で必ずTarzan置かれ…「決めつけは良くない」

お笑いコンビ品川庄司の庄司智春が26日、フジテレビ系「ノンストップ!」で、美容院で自身の前に置かれる雑誌が必ずフィットネス情報誌のTarzanであることを明かし「決めつけは良くない」と訴えた。

ご存知ない方のために書くと、庄司智春さんって芸人さんなんですけどムキムキマッチョでメチャメチャ体鍛えている方でして・。発言自体半分ネタかもしれませんが、まぁ美容師側からしたら芸能人だし先入観あるから分からなくはないかな?って思います。

芸能人ではなく一般の皆さんも美容室で雑誌を置かれたとき、複雑な心境になったって経験もあるかもしれませんね。少し美容師側の目線でツッコんでみたいと思います。

美容室に置いている雑誌について

美容室の規模とかにもよりますが、それなりの種類の雑誌を用意しています。ただ、逆に言うと本屋さんのように何でもそろっているというわけでもなく、美容室それぞれチョイスする基準は男女とそれぞれの年齢層に合うものを上手く配分して本屋さんに注文していると思います。

ちなみにファインモーグルでは、男性の雑誌に関してはファッション誌が若い人向けと中年向けが数冊ほど。女性誌はもう少し細かく年齢層を分けてファッション誌をそれなりに置いていて、あとはライフスタイルの雑誌が少々。週刊誌や趣味やビジネスの類の専門誌はあえて置かないようにしています。

週刊誌は「週刊誌置いてません??」ってごくたまに聞かれることがありますが、そういう人以外持っていく人のチョイスが難しいし、同じく趣味や専門誌、今回の「Tarzan」みたいなちょっと尖った雑誌もチョイスが難しく感じてしまいます。

美容師の雑誌のチョイスについて

で、美容師側はどんなことを考えて雑誌をその人に対して持っていっているひとことで言うと、

そこまで深く考えずテキトー

でありますww

いや、テキトーというと少し語弊がありますかね。

男性なら男性誌、女性なら女性誌っていうのはもちろんですが、年齢もそれなりに考えます。10代から20代、30代から40代、50代から60代以上くらいに分けて、ぞれ相応の雑誌は持っていくようにするのです。あと、この人はお料理が好きだったなとか、この人は女性だけど男性誌も読むのが好きだったなとか、そんなことは常連さんなら考えます。

こんなのがいいかな~なんて一瞬考えたけど、その雑誌は他のお客さんが読んでいる最中って場合もあります。そんな場合は当然チョイスも「別のだけど仕方ないか・・」みたいになってしまうこともあるのです。

先ほども書いたように、庄司さんの場合は芸能人だし半分はネタかな?なんて思いますが、一般のお客さんの場合は基本的に雑誌のチョイスはアシスタントがすることが多いはずで時間はかけれませんし、あまり深くは考えずに年齢に合わせてサッと数冊を取ってサッと持っていく。ってことがほとんどだと思うのです。

お客さんの側は、「この雑誌を私のところに持ってくるって、私は一体どう思われているのよ」って勘ぐってしまいたくなる場合もあるかもしれませんが、その辺美容師側は少しアバウトなチョイスのはずですので、深く考えず大目に見て頂ければ幸いです。

もし、前に置かれた雑誌を全く読む気がしないのなら「別のと変えて」と一言声を掛けて頂ければOKかと思います。

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