カラーリングのリタッチと白髪染めの行程の話
箕面駅前美容室ファインモーグル宮島です。
カラーリングって単に塗りゃいいんでしょ！って人によっては思われがちで・・。まぁ確かに塗れば染まるものなのですが、細かく言うと人によって、色のチョイスから塗り方から放置時間から最後のシャンプーの仕方まで全然違ってくるものなのですよ。
いろいろあり過ぎてここで全部説明ってわけにはいきませんが、今日お客さんに「リタッチ」のこと質問されましたので、簡単に解説します。
リタッチとは
カラーリングをした日から、1か月たつと根元は約1cm、2か月たつと根元は約2cm伸びます。前回カラーリングした部分ではなく、新しく髪が生えてきた部分だけを染めるのがリタッチカラーです。白髪染めでもおしゃれ染めでも同様です。
毛先から中間の髪には薬剤を塗布しないので、
- 時間が短縮できる
- 薬剤が少量で済む
- 塗布しない部分の傷みを気にする必要がない
というメリットがあります。ただ、デメリットもあって、
- 前回使ったのと同じ色じゃないと毛先と根元の色が変わる
- 毛先の褪色に対応できない
ってことが挙げられます。で、わたくし個人的になのですが、毛先の褪色を放っておくのはあまりおススメしていません。
褪色とは
カラーリングは元々の髪の黒色を抜きながら、同時に色を入れていきます。だから髪が明るくなります。で、染めた髪は日が経つにつれ、紫外線などの要因で徐々に色が抜けていきます。このとき、元々あった髪の黒色は既に抜けているので、褪色によってカラーリングした日より徐々に髪が明るくなっていく状態のことを言います。
簡単に言うと染めたときより毛先は明るくなってて普通なのですよ。明るくなっているとは言え、綺麗に染めて明るくなったのとは大きく違い、とても綺麗とは言えない明るさと色味になってしまいます。はっきり言って汚い！ｗｗ
なので、人によっては必要ないって場合もありますけど、褪色を防ぐためにも毛先にもカラーリングを塗布することをおススメしています。
白髪染めの行程
ちなみに今日の白髪染めのお客様、（前回染めてから約2か月、前回と同じ色、ショート）のカラーリングの行程
- まず根元のリタッチ部分（約２cm）だけを塗布
- 20分ほど放置
- 薬剤が付いていない毛先部分にも薬剤を塗布
- 10分ほど放置
- シャンプー
根元の白髪はきれいに染めたいし、色が入るのにもちょっと時間がかかるので真っ先に塗布します。塗布からシャンプーまで約30分放置。
それに対して、毛先のもうすでに染めている髪は褪色を抑えるのだけが目的なので、１０分ほどの放置時間で充分。なので、時間差で塗布。塗布してから必要以上に時間を置くのは避けたいところなのですよ。
というわけで、今日はリタッチの話と、白髪染めの行程の話。自分で染めるのはあまりおススメしないけど、そんな場合は是非ご参考に。
