箕面駅前美容室ファインモーグル宮島康記のブログ

美容室でパーマのロッドを渡しているアシスタントのこと

   

箕面美容室ファインモーグル宮島です。

美容室でパーマするか、もしくは隣にいるお客さんがパーマしているときによく見るのが、ロッドを巻いている人の横でそれを渡している助手のような役割をしているアシスタントです。

まぁ何となく「巻く人とそれを手助けする人2人ですれば効率が良くスムーズにパーマの作業が進むのかな~」なんて思いますが、少し細かくこの「助手」のことを書いてみたいと思います。

ロッドを渡すのは巻く人を手助けする「ヘルプ」の役割

ロットを渡す人のことを「助手」と呼んだり「ヘルプ」と呼んだりします。ロッドを巻く人を助けるという意味ですよね。どういう位置に差し出せば巻く人がとりやすいのか?どうすれば少しでも作業効率がいいのか?それを考えながらやるという役割もあります。

以前「A LIFE〜愛しき人〜」というキムタクが医者の役をやっていたドラマがありましたが、そのときキムタクが手術する際の優秀な助手に木村文乃さんが演じている柴田さんって人がいて、「柴田さんでなかったら作業効率が落ちる、彼女でなきゃだめだ!」って感じ(何となくww)のキムタクのセリフがあったかと記憶していますが、まさに美容室でのロッドを渡す役割もセンスが問われます。

ヘルプ上手は仕事上手

わたくしスタッフに「ヘルプ上手は仕事上手」という言葉をよくかけます。

美容室で言う「仕事上手」とは技術はもちろんですが、お客さんの心の中をいかに見定めるか、髪をことを上手く伝えられないお客さんが何を言わんとしているのかよく理解すること。簡単に言うと「いかに相手目線になれるか」ってことです。

ロッドを渡すのが上手な人はロッドをもらう側がいかに取りやすいか、「相手のことをよく考えることができる」に繋がり、そういうアシスタントはいざ自分がスタイリストとして成長したときもお客さん目線のとてもいい仕事ができる人が多いと思います。

上手じゃないパターン

逆にロッドを渡すことが自分の一つの仕事みたいな感覚でやっているスタッフは渡すのが下手だと言えます。何度も書いているとおり、ロッド渡しはあくまで「ヘルプ」なのですが、そのことを自覚していないパターン。

ロッドを受け取る美容師さんがどう思っているのかそんなことはお構いなし。パーマはまだ巻くことができないがロッドを渡すのは自分の仕事だ!みたいに考えているスタッフには「それではダメ」とよく注意します。

ヘルプが上手なスタッフには将来髪を切ってもらえばいいかも!?

というわけで、ロッドを渡すこと一つとっても将来有望な美容師になるのかそうでないかの要因になることが大いにあるんではと思います。

行きつけの美容室で担当する美容師さんに「あの若いスタッフさんロッド渡すの上手??」って聞いてみて「とても上手ですよ~」って聞いたなら将来担当してもらってもいいかもしれません(^^)

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