こういう色味はイヤだ!も相談しよう!カラーリングの話
箕面駅前美容室ファインモーグル宮島です。
カラーリングの色を決めるときは、
- 明るさ
- 色味
と、大きく分けるとこの二つを決めていくことになります。
美容室でカラーリングしてもらう場合、明るさに関しては今している明るさに対してもう少し明るくするのか、それとも暗くするのか。そういう基準で美容師さんに話するのがいいのではと思います。
色味に関しては今より赤っぽい色味がいいのか、それとも黄色っぽい色味がいいのかその辺。最近はアッシュ系の色味が流行っていますので、単純にそのアッシュ系の色味でももちろんOKかと思います。
で、今日の本題ですが、色味に関してはこういう色味にしてほしいっていうのと反対に、こういう色味は避けたいって場合もあります。
赤系の色味はイヤだ、黄色くなるのはイヤだ。みたいな感じ。もちろんそんなことも美容師さんに話せば、出来る限り聞いてくれるでしょう。
補色とは
世の中には色んな”色”がありますが、カラーリングの世界でもそうです。赤系や黄色系、アッシュ系にマット系などたくさんありますが、それぞれの色には補色という色があります。
単純にですが、この補色を使うことによって”出したくない色味”をなるべく消すようにします。
虹色の順番「赤→橙→黄→緑→青→藍→紫」に赤紫を加えて、リング状にならべると下のようになります。これを色相環と言います。色相環には色々な種類がありますが、この色相環は日本色研配色体系(PCCS)の色相環です。(本当は24色相あるが、色の勉強には12色相で十分。)
黄色を中心に考えると、黄色から距離が近い色相は「黄緑」や「オレンジ」であり、逆に遠い色相は「青紫」です。 黄色と最も離れている色相は「青紫」であり、ちょうど黄色の対向に位置しています。
このように色相環の反対側に位置する二色を補色と言います。反対色という言葉がありますが、意味はほぼ同じです。
大雑把に言うと、赤の補色は緑になり、青の補色は橙になります。
というわけで、美容師が「こういう色味にしたくない」とオーダーがあった場合、今書いたような考え方でカラーリングをするのも仕事のひとつです。「補色入れて○○の色味を消して!」なんて美容師さんに言うと”ツウ”ですねw
自分の出したい色味、そうでない消したい色味もあればカウンセリングで伝えるようにしましょう~。