箕面駅前美容室ファインモーグル宮島康記のブログ

カラー剤を塗布するとき、どういう順序で塗っていくのが正しいのか

   

箕面駅前美容室ファインモーグル宮島です。

髪を染めるためにカラー剤を塗布するとき、どういう順序で塗布していくのか?うちのアシスタントがそこまで深く考えていないようなので、今日はアシスタントのためのお勉強ブログにしようと思います。自分でカラーリングしているって人にも参考になれば幸いですが、良ければ美容室で染めて下さいましww

大きく分けて、髪を明るくする場合と逆に髪を暗くする場合とで分けて考えます。先に言っちゃいますが、明るくする場合と暗くする場合では真逆になりますので。

髪を明るくする場合

髪を明るくする場合は、「ネープ」と言って、襟足部分の髪から塗っていきます。襟足の下のほうから上に順番に塗っていき、後頭部くらいまで塗ります。今度はサイドの耳上部分をこれも下のほうから塗っていきます。髪を明るくする場合は基本下から塗っていくようにし、最後に塗る部分は頭のトップ(頭頂部)の部分と、顔回りの生え際(特にこめかみ部分)になるようにします。

理由は、ネープなど頭の下部のほうがトップなど上部に比べて髪が多少硬く、発色しにくいからです。

カラーを覚えたての美容師の卵がそんなことを知らず、トップやこめかみ部分に最初に塗布、しかもべったり量もたくさん。その結果、思ったよりその部分が明るくなり過ぎて失敗した、なんて話はよく聞く話なのですよ。かくゆうわたしも過去にそんな失敗をしたことがある・・・と思うww

一度ここでまとめますが、カラーで髪を明るめにするときは染まりが悪い部分から塗っていくことです。具体的に染まりにくい部分は「ネープ」「「耳上部分、もみあげ」「フロント部分(前頭部真ん中のはえぎわ)」染まりやすい部分は「トップ(頭頂部)」「こめかみ部分」です。頭の下部が染まりにくく、上部が染まりやすいのが人間の髪の特徴ですが、例外として上部でも前頭部真ん中あたりは染まりにくいので、そこは注意が必要です。

髪を暗くする場合

冒頭、明るくする場合と暗くする場合は逆だと説明しましたのでお分かりかと思いますが、暗くする場合や白髪染めは前頭部から塗布するようにしていきます。前頭部、こめかみ、サイドのもみあげ部分の「はえぎわ」から塗っていき、明るくするときとは逆で、後頭部、ネープが一番最後になります。

特に白髪染めの場合、こめかみなどのはえぎわは白髪の多い部分なので、そこは何より早く塗布することが重要なんですよね。きっちり白髪が染まるように。

美容師としての経験が浅い場合、カラー剤を塗り漏れすることもあったりするわけです。もちろんあってはいけないことなんですけど、百歩譲って塗り漏れがあったとして、ネープならまだほとんど目立たないけど、生え際は一番目立ちます。生え際の一部分に塗り漏れがあってそこだけ白髪が染まらなかった、目立つ・・、なんて失敗をしないためにも、最初に生え際をきっちりミスのないように塗布していくことが大切といえます。

もう一度おさらいですが、白髪染めや髪を暗くする場合、白髪は特に前のほうに多いって人がほとんどなので、それに対処するため前頭部から塗布していくようにしましょう~。

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